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塾長あいさつ

当塾のモットー

教育第一・指導力第一・学力向上第一

教育第一の塾を目指して

ビクトリーはもともと、利益重視の塾運営から脱却し、教育第一・お客様本位の塾を目指して独立しました。ですから、当塾の発想は、すべてこの点から発しています。高い指導力や低価格にこだわるのも、その表れです。
今の塾業界は、経営主体に陥っているように思えてなりません。特に、チェーン展開している塾の多くは、教育に情熱を傾ける人材よりも、営業能力の高い人材を塾長に起用し、売上アップばかりを追及する傾向にあるように思います。もちろん、企業である以上、経営が成り立っていかなければなりません。しかしそれを理由に、いたる場面で、「教育<経営」の図式が顔を出します。これらが行き着く先は、破綻した英会話塾の二の舞・三の舞ではないでしょうか。
私もかつて、大手塾でアルバイト講師をしていました。そこで正社員を目指すという道もありましたが、そのような体質がどうしても納得いかず、私は自分の塾を開くことを選びました。青臭いという人もいるかも知れませんが、私は「教育>経営」の、自らの理想とする塾を立ち上げたいと思ったのです。
私は講師の経験を通して、生徒の学力を上げるのは、やはり講師と生徒との「授業」という最前線にしかないと痛感しました。この「授業」の質を上げていく以外に道はないのです。しかし大手塾では、講師の数が増えるため、授業の質を平均して高く保つのは困難です。そこで、授業以外の様々なツールや、「全国○教室展開」等の実体のない安心感を売りにします。しかし、これらは成績向上には直結せず、極端に言ってしまえば気休めに過ぎません。
ビクトリーでは、「授業の質」に徹底的にこだわります。有能な講師が揃わなければ、生徒数拡大も考えておりません。まさしく、「経営あっての教育」ではなく、「教育あっての経営」なのです。
日本の幕末においても、有為な人材を輩出したのは、「松下村塾」等の地方の私塾でした。そこまでは大袈裟かもしれませんが、私は現代において、名実ともに「教育第一」の塾を目指していきたいと思っています。

成績を上げるには、手間をかける以外にない。

以前、NHKの『プロフェッショナル』という番組で、日本料理界の最高峰と呼ばれる方の特集をしていました。「おいしい料理を作る一番の秘訣は?」との問いに、最高の職人はどのように答えるのかと思っていると、「手間をかける」の一言でした。丹精込めて手間をかける事によって、食材はそれ本来が持つ最高の味になっていくのだと。全くその通りだと思いました。私共も、抜群の指導力を誇りにしていますが、それに加えて、生徒の力を引き出す為に、手間を惜しんではならないと考えています。とりわけ、塾の代表である塾長自らが、塾生の成績アップを考え抜き、手を尽くしていかなければ、成績が常に伸びていく訳がないのです。学習塾は、生徒一人一人の学力向上に労力を惜しまないという本来の姿勢を、取り戻すべきと考えます。

目標を叶える為の2つの要件

目標とは、自分が目指すべき高みです。何を目標に設定するのかは人それぞれ違いますが、自分の現状よりも高い地点を目指すという面では、皆同じです。よく用いられる例ですが、これは山登りに例えられます。山の頂を目標とした時に、どうすればそこを踏破できるのか。
まず最も大切なのは、山の頂へと向かう確実なルート(道順)を得ることです。当たり前のことと思うかもしれませんが、これが何よりも大事です。目の前に道がなければ、同じ所をぐるぐると回ってばかりいるかもしれません。あるいは、頂をそれて山を下ってしまうこともあり得ます。

しかし勉学において難しいのは、個々人によって得意・不得意や状況がすべて違うため、山登りのように目的地に向かう明確な一本の道が、最初から存在しているわけではないことです。これは決して、カリキュラムを細分化したからといって、補えきれるものではありません。その生徒にとって最善の道順を見極め、指し示すことができるのは、経験と能力を兼ね備えた講師です。
塾の講師は、誰もがそれなりの教科の力は持っているはずです。それでも担当する講師によって、塾に通っていても学力を引き上げられないという事態が起こるのは、これが出来ていないことが多いからだと考えます。塾に通う時間は限られています。その限られた時間を最も価値ある時間として構成していかなければ、学力を確実に上げていくことは難しくなります。ですから、まず得るべき一つ目の要件は、「目標へ到達するための、正しく・明確な道」です。そして、それを指し示すのが、塾の第一の役割です。

正しいルートが設定できたら、目標達成の6割まで迫ったようなものです。後は、その目標へと続いている道を、生徒が自分自身の足で一歩一歩確実に登っていくことです。そしてその横には、最適のペース配分を確認し、道をそれないように目を配り、困難の乗り越え方を教授し、常に励まし続ける「伴走者」が必要です。これが、得るべき二つ目の要件です。

私共は、この「目標をかなえる二つの要件」を提供し、生徒の誰もが自らの目標を達成できるように、全力で支援して参ります。その責任と使命を常に自覚して、授業を行って参ります。

個別指導ビクトリー 塾長 久保田康雄